とうとう終わってしまったGW。GW話をもうひとつだけ。
絶対に映画は観るぞ、と決めていたけれど、
1日に立て続けに3本も観てしまった。
最初に観たのはガス・バン・サント監督の「ミルク」。
ショーンペーンの演技の凄さはほんとうに素晴らしかった。
イントゥザワイルドのエミール・ハーシュや、
ミスターロンリーのディエゴ・ルナなどなど、
他の映画とはまるで別人の演技で圧倒されました。
奥の深い、心に染みる映画でした。
余韻に浸りながら、次に観たのが
「スラムドッグミリオネア」。
早く観たくて観たくてたまらなかった作品。
噂とおり、予想とおりもの凄い作品でした。
映像の撮り方や、音楽、センス、練りに練って
時間と愛情と全てをかけて大切に作り上げた作品ということが
ありありと伝わってきて、低予算とはとても思えない見事な作品でした。
インドの今を感じながらも新しい時代を予感させる、
元気になる映画。ぜひ、劇場で観てほしいです。
こんな大作を2本も観て感動の嵐なのに、
調子にのって隣で上映していた「バーンアフターリーディング」へ。
コーエン兄弟だもの、きっと何かうなるものがあるに決まってる。
と期待して観たものの、豪華キャスティング以外は新しさもなく、
いかにも「クレイジーな人々」のアメリカ映画でちょっとがっかり。
大作を観た後だから?
というものあったと思う。
教訓。良い映画の後は続けて観ないことにしよう。
昨年、映画作りの道程を少しだけ垣間みる機会があったので
つくづく思うのですが、
映画を作るって信じられないくらい大変なこと。
たくさんの時間と人とお金をかけて作り上げ、
そして映画として作品になる時、
「良い映画」「面白い作品」と言われるのは
ほんの一握りの作品だけ。
だからこそ、映画ってほんとうに凄いなあ。
ki