2009年5月7日木曜日

映画三昧

とうとう終わってしまったGW。
GW話をもうひとつだけ。

絶対に映画は観るぞ、と決めていたけれど、
1日に立て続けに3本も観てしまった。

最初に観たのはガス・バン・サント監督の「ミルク」。
ショーンペーンの演技の凄さはほんとうに素晴らしかった。
イントゥザワイルドのエミール・ハーシュや、
ミスターロンリーのディエゴ・ルナなどなど、
他の映画とはまるで別人の演技で圧倒されました。
奥の深い、心に染みる映画でした。

余韻に浸りながら、次に観たのが
「スラムドッグミリオネア」。
早く観たくて観たくてたまらなかった作品。
噂とおり、予想とおりもの凄い作品でした。
映像の撮り方や、音楽、センス、練りに練って
時間と愛情と全てをかけて大切に作り上げた作品ということが
ありありと伝わってきて、低予算とはとても思えない見事な作品でした。
インドの今を感じながらも新しい時代を予感させる、
元気になる映画。ぜひ、劇場で観てほしいです。


こんな大作を2本も観て感動の嵐なのに、
調子にのって隣で上映していた「バーンアフターリーディング」へ。
コーエン兄弟だもの、きっと何かうなるものがあるに決まってる。
と期待して観たものの、豪華キャスティング以外は新しさもなく、
いかにも「クレイジーな人々」のアメリカ映画でちょっとがっかり。
大作を観た後だから?
というものあったと思う。

教訓。良い映画の後は続けて観ないことにしよう。


昨年、映画作りの道程を少しだけ垣間みる機会があったので
つくづく思うのですが、
映画を作るって信じられないくらい大変なこと。
たくさんの時間と人とお金をかけて作り上げ、
そして映画として作品になる時、
「良い映画」「面白い作品」と言われるのは
ほんの一握りの作品だけ。

だからこそ、映画ってほんとうに凄いなあ。


ki