2009年2月25日水曜日

蓄音機


蓄音機の音色、聞いたことありますか?

我が家に蓄音機が来てからもう6~7年が経つでしょうか。
昔の映画のシーンなどで、手動でまわしている場面が印象的でしたが、
実際に触れてみると驚きの連続でした。

LPレコードのように見える盤は、蓄音機用でSP盤といいます。
今では良い状態のSP盤を探すのはなかなか大変なようです。

そして針。縫い針を短くしたような鋭敏な針で、なんと驚いたことに1回1回その針を取り替えるて聞くのです!なんて贅沢なのでしょう。

箱を開けてSP盤と針をセットしたら、ご存知のように箱の横についているレバーを手動で回していきます。

そして大きな口から流れ出る音楽は、今ここで演奏しているような迫力でその場の臨場感も全てが混じった音色なのです。

昔の人(といってもたった60年ほど前)にとって、音楽を聞くということはこういうことだったのだと思いを馳せ、
iPodのように簡単に音楽を次々聞いていけるデジタルな時代だからこその、贅沢な音楽の聞き方を大切にしていきたいです。

じつはmother dictionaryのHPで、蓄音機の音を流したいと目論み中。
実現にはまだ時間がかかるかもしれませんが、それまで楽しみにお待ちください。


ki