2012年5月8日火曜日

工房しょうぶ展


ささえあうくらし
つくりだすくらし
つながりあうくらし



クロマーでお世話になっているクロマニヨンのおひとり
江波戸玲子さんのお宅で、
しょうぶ学園の話を聞いたのは2年前でした。
その時見せてもらったnui projectの作品と本に感動し、
いつか鹿児島まで行きたいと思っていました。

それが今回、葉山芸術祭にて
展示と対談、そしてライブという形で実現し
クロマニヨンの3人が大切にあたためていた
想いが実ったことにも嬉しくなりました。



知的障害や健常者などのくくりは関係なく、
作品からは活き活きとしたエネルギーが溢れ
見るものの心をとらえてしまう魅力があります。




学園長のお話を聞いて、教育とは
それぞれが本来持った個性や資質を発揮出来る様
ただ、見守ることなのだと改めて感じました。
そしてそれが、どんなに辛抱のいる
難しい作業なのかも私自身の子育てを通じても思うのでした。






ただ何故、こんなに素晴らしい事例が全国に広がらないのか?
最後の演奏を聴いて、教育とはやはり「人ありき」。
素晴らしいマニュアルを渡せば出来るというものではなく、
自らが楽しみ夢中になり、人を惹き付ける学園長の
福森伸さんだからこそ、なし得たことなのだと感じました。



家に連れて帰ったいくつかのおみやげを使うたび、
思い出すことでしょう。