最終日に滑り込みセーフで見届けました。
今までスリップウェアってイギリスの作家の名前だと思い込んでいた私。
今回の展示で、焼き物の技法だと知りました。
18世紀のイギリスで大衆用に使用されていたお皿を
柳宗悦が日本人の眼でその良さを見つけたから
日本では評価されているものなんですね。
それにしてもその後の民藝と呼ばれる
日本の焼き物作家がどれだけこの技法の
影響を受けたのか、計り知れないものがありました。
違う時代の違う文化でのスタイルが
思わぬところで受け継がれる。
不思議でもあり、必然でもあり。
何度訪れても新たな発見がある、
日本工芸の聖地。
さりげなく配置されている備品やカーテンなどにも
いつも眼が釘付けです。
写真が撮れないからこそ。
ああ、記憶したい!