絵本「ラプンツェル」が出版され
そのリーディング&トークイベントに出かけてきました。
お馴染みの少し残酷?なグリム童話を
也哉子さんの柔らかな表現力と、
美しい挿絵が調和して叙情的な世界感を
作り出していました。
なんと昨晩はチェロの生演奏つきのリーディング!
絵本の中で大事な要素となる
「かけがえのない時を重ねてゆきたい」
ということばがとても印象的でした。
こどもの頃、ご飯は玄米菜食。
母は厳しく、多忙。父は不在。一人っ子。
おもちゃも洋服も絵本も買ってもらえなかった。
9才からの単身留学。などなど、
いつもながら波瀾万丈な也哉子さんの生い立ちを聞くたびに
考えさせられます。
普通に聞いたら不憫に思う様な境遇なのに
なぜこんなに誰からも愛される心豊かなそして才能あふれる女性になったのか。
一方で、全て信頼されていたので、細々指示されることがなかった。
全面的に自由を与えられていた。
口で伝えるのではなく、生きている佇まい、ジェネレーションで
伝わることがある。などなど。
子育てには十人十色の方法があるから
正解なんて無いけれど
「子どもに依存せず、人として尊重する。」を、
みごとに体現した樹林さん、ほんとに凄いです。
ki