temp pressの澤辺さんが活版のワークショップを開いてくれました。
その名も、活版レシピ「はじめての鋳造」。
数ある活版のワークショップでも、
活字の鋳造を体験出来る機会はなかなか無いのですって。
使用済みの金属活字を溶かし、その場でレバーを操作して
出来上がった金属の活字はまだほんのり温かく、
その後、馬棚に並び、文字を拾われ、組版し、印刷になるという
気の遠くなるなるような一連の作業も
器用で勤勉な日本人だからこそ出来た技ではないかと、
改めて文字や言葉の重みを感じました。
活版工場の親方がワークショップに集まった私たちを見て
思わず涙が出ていた姿にじ〜んときてしまいました。
廃れつつある昔ながらの技法を守り続ける方々の
苦労と熱い思いに胸を打たれ、
活版印刷の歴史や文化などの深い知識を持ちながら
新しい感性で活動をする澤辺さんの役割の大きさにも
またまた感動したのでした。
ki